SNSマーケティング|成功事例から成果をあげる方法を学ぶ

私たちの生活の一部として深くまで入り込んでいるSNS。今や若者だけでなく多くの世代で活用されています。

そんなSNSの使い方は企業によって異なりますが、運営の大変さや炎上への不安など悩みは尽きません。今回はSNSの活用方法として、SNSマーケティングについて見ていきましょう。

SNS利用実態

総務省のデータから、インターネット利用者に対するSNS利用割合を見ていきます。

総務省|令和元年度通信利用動向調査の結果

平成30年度と令和元年のSNS利用状況を比較したグラフですが、全ての年代で利用率が上昇していることが伺えます。また、50~59歳/60~69歳/70~79歳/80歳以上のいずれの世代も10%以上の上昇率となっており、80歳以上に至っては前年度から倍以上の利用率となりました。

以上の結果から、SNSは若者のツールであるという考え方がここ数年で大きく変化しており、年代問わず多くの方々の生活の一部になっていることが分かります。

SNSのビジネス利用実態

利用者の増加に伴い、当然SNSを利用してビジネスを行おうとする企業は激増しています。多くの方の目に触れるため広告効果も大きく、アカウントを作って運営する分には費用が発生しない点もビジネス利用を促進している理由のひとつです。

また、近年ではテレビを見ずSNSだけで情報収集をする人が多くなってきました。テレビCMで認知を取るのが難しくなった層に対してアプローチする手段として、SNSへシフトせざるを得ない事情も覚えておきましょう。

SNSマーケティングとは

SNSマーケティング
SNSを通じて商品のブランディングや認知向上を図るマーケティング手法の一つ

各SNSにはフォロワーと連絡を取り合う機能も装備されているため、顧客とダイレクトにコミュニケーションがとれ、リアルタイムな反応を伺うことができます。

検索エンジンからSNS検索へ

近年、SNSユーザーの若年層は、ファッションや食べ物の検索をする際に検索エンジンよりもSNSを使って検索する傾向にあります。

出典:SHIBUYA109 lab.

最も検索ツールとして使われているのがInstagramで、検索エンジンを上回っています。

年代によって検索ツールは異なるため一概にSNSだけで検索しているとは言えないものの、今後は更に検索ツールとしてのSNS活用が増えることは間違いありません。

ビジネスの目的別SNSの選び方

(ICT総研|2020年度 SNS利用動向に関する調査を基に作成)

ICT総研が発表した「2020年度 SNS利用動向に関する調査」のうち、3大SNSであるTwitter/Instagram/Facebookの利用率をグラフにしたものです。

Twitter

リツイート機能を持つTwitterでは発言の拡散性が優れています。インタレストグラフ(興味関心を軸とした関係性)で他者と繋がれることから、1人が複数のアカウントを運営している場合もあります。

Twitterの投稿はリアルタイムであることが求められ、この瞬間に起きている出来事を発信する場合には適しています。

Instagram

利用者の視覚に訴えることができるInstagramは、実際の商品写真を見て需要を喚起させるツールです。特に若年層の利用率が高い傾向にあります。

・若年層(18歳~24歳)が1か月でInstagramに接触している総利用時間は1億時間以上であり、2017年と比較して201%の伸び率となっている。

・若年層の85%がInstagramの投稿を見てなにかしらの行動を取った

(引用:マーケター向け専門メディア|MarkeZine)

物販系ビジネスとの相性が良く、2018年6月に導入されたInstagramのショッピング機能を活用してEC展開をしている企業も多く存在します。

また、Instagramアカウントの世界観を統一することで、他のSNSよりもブランディングに効果を発揮します。

Facebook

Facebookは友達や友達からの繋がり、または仕事上の関係者などある程度付き合いがある間柄でのコミュニケーションを促進するSNSです。したがって、実名登録が原則です。

元々あった付き合いをより強固にすることを目的としているため、タイムラインのアルゴリズムにもこの思想が反映されています。

友達が「いいね!」した内容がタイムラインに表示され、身近な人の情報は優先的に表示される仕組みです。

《各SNSの特性まとめ》
Twitter:発言の拡散性・リアルタイム性
Instagram:視覚情報に特化・ネットショップ機能あり
Facebook:ファンへのアプローチ

 

SNSマーケティング成功事例

成功事例①|ローソン

テレビを見る余裕もない顧客に対して情報を届けるためにTwitter運用を始めたローソン。2020年10月現在で520万人もの圧倒的なフォロワー数を誇り、Twitterの発言の拡散性・リアルタイム性を上手く活用したTwitter運用を行っています。

成功事例に学ぶTwitter運用①|ハッシュタグを有効活用

ローソンは2017年ブランドカテゴリにおける最も使われたハッシュタグランキングにて複数の関連ハッシュタグが選ばれており、ハッシュタグを活用したマーケティング手法をとっています。

キャンペーンに合わせてハッシュタグを設定することで、ターゲットとする層にキャンペーンやPRを認知してもらえます。さらに、ハッシュタグ検索をすることでキャンペーンに関する情報収集もしやすくなるので、顧客のリアルタイムな反応も簡単に獲得できるようになります。

 

成功事例に学ぶTwitter運用②|ユーザーの声を取り入れる

ローソンのアカウントでは、1日に10件ほどローソン商品に関するツイートをリツイートしています。

自社商品について良い評価をしているツイートを、アカウントをフォローしているフォロワーに見てもらうことで商品イメージ向上だけでなく、企業アカウントと顧客とのコミュニケーションのきっかけとなります。

成功事例②|ユニクロ

ユニクロは、「あらゆる人が良いカジュアルを着られるようにする新しい日本の企業」というコンセプトで展開されてきたファストファッションブランドです。

高品質だけど低価格であることから多くの人に愛されてきたブランドですが、Instagramでは高級感のある着こなしの写真が多く投稿されています。

 

成功事例に学ぶInstagram運用|ブランドの世界観を全面的に打ち出す

ファストファッションの枠を外れたブランディングを行い、「ユニクロなのに高見え」という世界観、そして高見えするコーディネート提案でブランド力向上にもつながっています。

 

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成功事例③|JAL

JALのFacebookアカウントの「いいね!」数は2020年10月現在で203万人に上り、日本企業の中でトップを走り続けています。

フォロワーはJALに乗って旅をしたことがある人や旅行に対するアンテナが高い人が中心となっており、ファンとより近い場所で交流を図るツールとしてFacebookを活用しています。

 

成功事例に学ぶFacebook運用|キャンペーンを打ち出してファンとの距離を近づける!

JALのFacebook運営において優れているところは、Facebookを「いいね!」しているファンに向けたファン感謝イベント「JAL Facebookファン感謝イベント with タカラッシュ in 羽田」を開催している点です。

このイベントは、Facebookファンと同行者1名を普段は見ることのできない羽田空港の飛行機格納庫を案内するものです。Facebookでファンを大切にする姿勢を全面的に打ち出すことで従来の顧客との繋がりを強固にするだけでなく、イベントに同行した新規ファンの獲得にも成功しています。

SNSは市場拡大途上で流動的|常に最新情報を

冒頭でも紹介したとおり、SNSの市場は以前として発展途上にあります。現在主流となっているSNSマーケティング手法が、来年にはもうすでに新たな手法にすり代わっている可能性が高いです。

そこで、SNSマーケティング担当者は常に最新の情報をインプットし続けることが求められます。

最後に|おすすめ書籍

SNSマーケティングの優しい教科書。

SNSを使ったことがない方や初めて投稿する方へ向けた初心者ガイドです。今回ご紹介した3大SNSが掲載されているため、それぞれの特性や分析方法などを丁寧に説明されています。

ある程度SNSを使ったことがある人には物足りなく感じられるでしょう。

自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす企業ファンの作り方

「中の人」とは、企業SNSを運用している人のことを指します。その「中の人」にフォーカスして企業アカウントの伸ばし方や炎上を避ける方法について紹介されています。

特にTwitterに関する話が多いですが、FacebookやInstagramでも活用できる内容ばかりで、企業アカウントを運用することになってしまった担当者は必読です。

小さな会社でできる!売上・集客が倍増するSNS活用術

SNS活用は大手企業に限った話ではなく、中小企業こそ使うべきツールです。売上・集客だけでなく採用についてもSNSを用いるなど、中小企業が抱える多くの問題を解決する力を持っています。

実例を用いた説明が多く、運用するうえでのハードルや壁も紹介されているため、SNS運用してみたいけど不安がある…と感じている方におすすめです。

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