ビジネススクールとは|制度やMBAが取得できるスクール・学費まとめ

ビジネススクールについて調べている方であれば、これから転職や起業、キャリアアップを目指している方が多いのではないでしょうか。日本のビジネスシーンでは、ビジネススクールに通ってMBAを取得する人の割合は世界と比べてかなり少ないものの、取得することでビジネスへのメリットは計り知れないほど大きなものとなります。

このページでは、ビジネススクールへ通いたいと考えている方へ向けて、制度の詳しい説明やMBAが取得できるスクール、取得までにかかる学費などをご紹介します。





ビジネススクールとは

インターネットではビジネススクールに関する情報が溢れていますが、まずはビジネススクールの定義について見ていきましょう。

ビジネススクール(英: Business School)とは、国際的には経営学および関連した科目を教える学部から大学院レベルの高等教育機関を指す。日本においては修士 (経営学)や経営管理修士 (専門職)などの学位を授与する大学院の修士課程や専門職学位課程を指す場合が多いが、欧米社会におけるビジネススクールとは、学部教育、大学院教育、ノンディグリー教育で構成される。

(引用:Wikipedia)

グロービス経営大学院や事業構想大学院大学のような学校法人以外でも、大学の公開講座やオンラインセミナーもビジネススクールと言えます

日本では、1978年に慶応義塾大学がビジネススクールを開設したのをきっかけに、多くの教育機関で開設しています。しかし、ビジネススクールに対する認知が少ないこと、そして各教育機関によって教える内容にも大きく差があることから、世界のビジネススクールに比べて遅れをとっています。

海外のビジネススクールとは

世界のビジネススクールはどのようになっているのか見ていきましょう。

最も古いビジネススクールは、1819年にフランス・パリに設立されたESCP EUROPEです。このESCP EUROPEをきっかけとして世界各国に広がりを見せました。

特にビジネスの先進地アメリカでは、MBAを取得することで給料に上乗せされる制度がある会社や会社役員の必須事項としてMBA取得が設けられている場合もあり、ビジネススクールに対する意識が日本とは大きく異なります。

ビジネススクールを受講するメリット

メリット①|起業するための基礎固め

ビジネススクールでは経営やマーケティング、ファイナンスなど、ビジネスに関する総合的な知識を得ることができるため、起業するための基礎固めとして通っている人も多数います。起業をしたいけどアイディアが思いつかない、起業のためにまず経営に関する知識を得たいという方は、まずビジネススクールで基礎作りをしてみてはいかがでしょうか。

メリット②|ビジネス仲間を見つけられる

ビジネススクールには、今後ビジネスシーンでの活躍を夢見る、志の高い人が集まっています。同じ志を持った人と異業種交流をすることで、今後のビジネスにつながる仲間を見つけましょう。通学制の教育機関では、授業後によく飲み会が開催され、意見交換の場となることを多いようです。

メリット③|キャリアアップ

起業を考えていなくとも、勤めている企業内でのキャリアアップや転職活動に有利に働きます。日本では、ビジネススクールに関する理解が追い付いていない企業も多いものの、経営・ビジネスに関する知識の習得は、今後のキャリアに良い影響をあたえることは間違いありません。

ビジネススクールで取得できる学位一覧

MBA(Master of Business Administration)|経営学修士

ビジネススクールに通って取得できる学位で最も有名なのが、MBAと呼ばれる経営学修士です。戦略立案やマーケティング、リーダーシップ、創造力などビジネスの根幹となるスキルを学ぶことができます。

修士号を取得するためには、論文執筆や試験、プレゼンテーションなど多くの課題をこなさないといけません。会社員をしながらMBA取得の勉強を両立させるためには、勉強するモチベーションの維持することも大切です。

《コラム|MBAと中小企業診断士の違い》
中小企業診断士とは、経営コンサルタントの国家資格で、MBAと同様に経営に関するスキルを学びます。基本的な学びの内容は同じですが、MBAは大企業の経営に関する学びが多く、中小企業診断士は中小企業の経営に特化していることを理解し、どちらの資格が今後のキャリアに有利か考えたうえで取得しましょう。



MSc(Master of Science)|理系修士

MBAはビジネスの根幹となるスキルを学び、即戦力人材を養成するための学位であったのに対し、MScは特定の分野に対して高度な知識を研究し、博士課程に進学することを目指す場としての学位です。

ビジネススクールの本場・アメリカや急速な発展を遂げている中国など、ビジネススクール人気の高い国ではMScが取り入れられていますが、日本の教育機関でMScを取得できるところはほとんどありません。

EMBA( Executive MBA)|経営学修士

EMBAもMBAと同様に経営学修士の学位が取得できます。MBAとの大きな違いは、Executive|エグゼクティブ  という言葉どおり、30~40代の組織の中核を担う人材を育成することを目的としている点です。

EMBAは多くの場合、土日を中心とした授業スケジュールとなっているため仕事をしながらでも受講しやすく、2年以内に修士号を取得できるケースが多いことから、ある程度役職がついた人でも仕事への悪影響が少ないのが特徴です。

ビジネススクールを選ぶときのポイント

ビジネススクールは世界中の大学に設置されているため、ビジネススクールを評価するための国際基準が定められています。

AACSB|The Association to Advance Collegiate Schools of Business
1916年に創設された、経営学教育を評価する機関。各国政府の評価とは異なる。
AMBA|Association of MBAs
1967年に創設された、ビジネススクールへの認証評価機関。
EQUIS|EFMD Quality Improvement System
欧州品質改善システム。非営利団体:欧州経営開発財団により運営される教育アクレディテーション制度。

AACSB,AMBA,EQUISの3つを合わせて3大アクレディテーション機関を構成し、この3つの認証を全て獲得した教育機関をトリプル校(Triple Crown accreditation)と呼ばれています。

日本のビジネススクールでアクレディテーション制度を取得しているのは次のとおりです。

MBAが取得できるビジネススクール

国公立大学院

私立大学院

※ 取得費用は2年コースを想定。ビジネススクールによって1年コースを設置している場合もあり、費用も2年コースと異なる可能性有。

※ 2020年度時点の取得費用を掲載。

海外へ留学してビジネススクールに通う場合

日本人のMBA留学先として人気なのがアメリカですが、アメリカ以外にも評価の高いビジネススクールは多く存在しますので、ぜひ目的に合わせて留学する国を選んでみてください。

海外のビジネススクールの情報を集めるのはとても労力がかかりますが、KEYSTONE|MBASTUDIESというサイトでは世界中のビジネススクールが紹介されています。日本語対応しているサイトなので、情報収集ツールとしてぜひ使ってみてください。

KEYSTONE|MBASTUDIES(https://www.mbastudies.jp/)

最後に|おすすめの書籍

世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

タイトルのとおり、MBA必読書50冊が1冊にまとめられているため、ビジネス書を読む時間がない方にはぜひおすすめしたい一冊です。また、読むべき50冊がまとめられているので、ビジネス書を読みたいけど何を読んだらいいのかわからないという方も一度読んでみてください。

ただし、実際に50冊読んで内容をしっかり覚えたいという方には全く向いていません。

Personal MBA|学び続けるプロフェッショナルの必携書

ビジネススクールで学ぶ内容の基礎を1冊にまとめている本です。MBAを取得したいけど通う時間がない、もしくは独学で勉強したいという方におすすめです。

具体的なケーススタディや実践的な記述が少なく、基礎知識メインの本です。

 ビジネスモデル|名古屋商科大学ビジネススクール

AACSB,AMBAを取得している名古屋商科大学ビジネススクールの教授が著書であり、ビジネススクールで学ぶことをこの1冊にまとめています。アカデミックな内容ですがとても読みやすく、一気に読めてしまいます。

ビジネスモデル以外にも、経営戦略やマーケティングなどのビジネススクールで学ぶ科目の多くがこのように出版されていますので、学びたい内容に応じて購入してみてください。



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